こんにちは!ねこ太🐈です。
今回は、筋骨格系の解剖生理の中の『骨の構造・機能編』について一緒に勉強していきましょう!
う~~ん、なんか細かな話になりそうですね‥。
確かに‥そうかもしれませんね。
でも‥そんな細かなことも、要点を押えていくと、意外とすんなり頭にも入ってきます。
一緒に楽しみながら‥学校のテストや看護師国家試験に向けてバッチリ克服していきましょう!
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自分でノートにまとめるより、参考書に書き込んで勉強していくタイプの人にはレビューブックがすごくオススメです!
ちなみに‥わたしもそういうタイプです♪
骨の形態・構造・組成に関する看護師国家試験問題を解いてみよう!
良かったら、力試しと思って‥ぜひ看護師国家試験問題を解いてみてくださいね!
後半の『看護師国家試験問題のねこ太解説』で解き方を解説していきます。
看護師国家試験問題(第103回追試 午前26問)
骨について正しいのはどれか。
1.リンの貯蔵場所である。
2.骨髄で骨の形成が行われる。
3.骨芽細胞によって骨の吸収が行われる。
4.カルシトニンによって骨からカルシウムが放出される。
看護師国家試験問題(第109回 午後26問)
成人の骨格で線維軟骨結合があるのはどれか。
1.頭蓋冠
2.脊柱
3.寛骨
4.仙骨
では‥これから楽しく『広げ学習』をしていった後に、もう一度この問題を一緒に解いていきましょうヾ(≧∇≦*)/
『広げ学習』とは、気になったことなどを調べながら、広~く・深~く知識を身につけてい学習のことです。(by ねこ太)
↑↑
全部が予想問題だから、初めて出会う問題ばかり!
自分の力試しとか、復習するのにとってもいいかも♪
骨の形態と種類
まずは、骨の形によってどんな種類の骨があるのか‥勉強していきましょう!
覚えておくとバッチリという範囲は以下の6種類です。
うっ‥、いっぱいあるけど‥がんばるぞ~!
うん!ナス美さん大丈夫だよ。
6種類あるけど‥『実際の骨』については、まずは「そうなんだ~」と理解できればOK!
少しずつ覚えていきましょう!
長管骨(長骨)・短骨
長骨と短骨って、セットで覚えやすい♪
ホントですね!
長骨は、長管骨とも言いますが、最もメジャーな形の骨と言えるでしょう!
必須レベルで覚えたい骨です!
長管骨は、字の如く、長く伸びた管状の骨のことを言います。
上腕骨や大腿骨など、一般的にもイメージしやすい骨の形をしています。
それに対して、短骨は、縦と横の長さがあまり変わらない‥立方体のような形の骨です。
手根骨(しゅこんこつ)や足根骨(そっこんこつ)などがそうです。
たしかに‥手根骨って『石ころ』みたいな形してるんですね‥。
ホントだね‥。
それと‥指の骨は‥長管骨なのかな‥?
その通りです!
手根骨の先にある中手骨(掌の中の骨)や指の骨(基節骨・中節骨・末節骨)は細長い形状をしているので‥『長管骨』に含まれます。
扁平骨
扁平骨は、板状の平べったい骨のことです。
具体的には‥頭頂骨や肩甲骨などがあります。
「扁平」かぁ‥どこかで聞いたような気もするけど‥!?
扁平って‥「重層扁平上皮」のことじゃない?
確かに‥潰れて平べったくなった細胞が、何層も重なっていたよね。
そうそう!
扁平骨と同じような感じだね~。扁平って平べったいってことかぁ~。
不規則骨
不規則骨は、形状や大きさに規則性がなく、特有な形状をした骨のことを指します。
人体の中では、椎骨や仙骨などがあります。
椎骨って何個もあるから‥余り不規則な形っていう印象はないけどな‥
何個も同じ形をしたものがあると‥確かに規則正しいって感じもしますよね。
ただそれは複数の骨が似た形で規則正しく並んでいるために、そのように感じますが‥
1つ1つの骨を見てみると、長方形だったり、棒状といったような一定の形状をしていないですよね。
椎骨を側面や情報から見てみると‥形容しがたい形をしています。
なので‥椎骨は不規則骨に含まれます。
含気骨
含気骨とは、骨の内部に空気が流れる通路や空洞をもつ骨のことです。
人体の中では、前頭骨、蝶形骨、篩骨、上顎骨があります。
あ~~~~!?
こ‥この4つの骨って、まさか‥。
そうそう!
きっと、それですよ~♪
副鼻腔をもつ骨ですね!
この前の『頭蓋骨』の勉強したから‥思い出せて良かったぁ~♪
いいですね~♪
副鼻腔の骨については、下記の記事にまとめていますので、良かったらご覧くださいね!
⇒「」
種子骨
種子骨は、手足や膝関節、靭帯・腱に含まれる小さな骨のことです。
植物のタネのような形をしていることから、このような名称がつきました。
具体的には、膝蓋骨や豆状骨(とうじょうこつ)があります。
豆状骨は、手根骨の中の1つでもあります。
ここまでは国試にも出ないかもしれませんが‥覚えておけばもうバッチリです!
骨の構造と組成
骨の構造
骨は大きく2種類の構造によって作られています。
それは‥骨の表面にある皮質骨と呼ばれる部分と、骨の内部にある海綿骨です。
皮質骨の外側には骨膜という膜があり、沢山の血管・神経・リンパ管が通っています。
骨折すると、強い痛みが生じますが‥これは骨自体による痛みというよりも、骨膜が傷つくことで、骨膜にある神経が刺激を受けることで起こります!
『骨膜』と『骨(皮質骨)』をつないでいるのは『シャーピー線維』です。
シャーピー線維は別名『貫通線維』とも呼ばれる強靭なコラーゲン線維で、硬い骨にまで食い込んでいます。
また長管骨や扁平骨では骨の中心部(海綿骨の内側)には、骨髄が存在する髄腔という空洞があります。
皮質骨(緻密質)
皮質骨は、とても硬い部分で、緻密(きめ細かい)な構造をしているため、緻密質とも呼ばれます。
皮質骨の中も血管・神経・リンパ管が走行していて、その走行ルートは2種類あります。
1つはハバース管で、もう1つはフォルクマン管です。
【長管骨におけるハバース管とフォルクマン管の走行】
ハバース管⇒緻密質の中を長軸方向に走行する。
フォルクマン管⇒緻密質の中を短軸方向に走行する。
なんか不思議な感じがするけど‥骨の中も血管や神経が通っているんですね!
そうなんです!驚きですよね~。
ホネの外にある骨膜には血管が通っていますが、その血管はフォルクマン管を通って、皮質骨の中のハバース管とつながっています。
つまり、フォルクマン管は、骨膜とハバース管であったり、ハバース管同士を連絡している訳です。
そうすることで、骨の内側と外側をつないで、血液などのやり取りをしています。
血管・神経・リンパ管が通るハバース管を中心に、骨芽細胞が骨基質(※後ほど詳しく説明!)を作りだし、まるで木の年輪のようなハバース層板がつくられてます。
ハバース管とハバース層板を合わせて、骨単位(オステオン)と呼びます。
海綿質
海綿骨はスポンジのような隙間の多い構造をしているんでしたよね。
その通りです!
海綿骨の隙間部分は、血液を作り出す骨髄(白血球、赤血球、血小板をつくる組織)で満たされています。
ちなみに‥海綿とは、天然スポンジとして使われている海の生き物のことです。
海綿骨は網目構造をしていますが、その構造を骨梁(こつりょう)とも言います。
梁(はり)というのは、建物などの構造物で、柱などを支点として水平に渡す構造部材で、屋根などの重さを支えるための構造です。
このような構造をしていることで、海綿骨は外からの衝撃を吸収することができます。
なるほど~!
海綿骨という骨梁があることで、私たちが走ったりしても、衝撃をうまく吸収しているのね!
つぎに、『長管骨』を例に挙げて、骨の部位による特徴をみていきますよ。
国試にもよく出るので、しっかり理解を深めていきましょう!
骨の部位による特徴
長管骨は主に3つの部位に分かれます。
1つは骨の幹とも言われる真ん中の部分で、『骨幹部』と言われます。
それに対して、長管骨の両端にある末端部分は『骨端部』です。
そして‥『骨幹部』と『骨端部』の間の部分を『骨幹端部』と言います。
広い意味では‥、『骨幹端部』も『骨幹部』に含まれます。
『骨幹部』と『骨端部』の特徴も見てみましょう!
【骨幹部の特徴】
・皮質骨が厚く、海綿骨は少ない。
・中心部には髄腔がある。
・骨膜が厚い。
【骨端部の特徴】
・皮質骨が薄く、海綿骨は多い。
・関節面は関節軟骨で覆われており、骨膜がない。
ちなみに‥『骨幹端部』はこの中間ですが‥
『骨端部』と同様に皮質骨は薄くなっており、海綿骨が大部分です。
また『骨幹部』と『骨端部』の間には‥骨端線というものがあります。
【骨端線とは】
成長軟骨帯(成長板)と呼ばれる軟骨組織がある部位。
※軟骨組織については‥最後に説明します
小児期においては、骨端線に軟骨組織が残っており、成長ホルモンの影響によって軟骨組織が成長・骨化し、長管骨の長さを成長させます。
この軟骨組織が成長して大きくなり、骨に置き換わっていくことを‥『軟骨内骨化』と言います。
それに対して、骨膜において、骨芽細胞が骨を作り、太くしていくことを『膜内骨化』と言います。
軟骨で骨が作られていくのが、『軟骨内骨化』で‥
骨膜で作られるのが、『膜内骨化』というのね。
なるほど‥。
その通りです!
『軟骨内骨化』でできた骨は、軟骨から骨に置き換わっていくので『置換骨』、『膜内骨化』では直接骨が付け加えられていくので『付加骨』と言われます。
その他のことも含めて整理すると‥下の表のようになります。
骨組織と組成
では、よりミクロな目で骨がどのような組成でできているのかを勉強していきましょう!
【骨組織とは】
骨を形づくっている組織のことで。以下の2つに分けられる。
①骨細胞・骨芽細胞・破骨細胞といった細胞成分
②骨細胞や骨芽細胞が分泌して作り出した細胞外成分(骨基質)
なんか‥骨基質とかって、耳慣れない言葉を聞くと、「うっ!」ってなっちゃうんだよね‥。
うんうん、その気持ち‥分かるわ~。
よ~し、一緒に克服しちゃおうね!
それじゃ~ねこ太せんぱい、よろしく~♪
Yes,Sir!
今から、ご説明いたします!
【骨基質とは】
骨の構造を作っている物質で、コラーゲンとリン酸カルシウムの複合体のこと。
例えてみると‥
私たちが住んでいる建物で、構造の基本となる『鉄筋コンクリート』を想像してみましょう。
骨組みとなる金属が始めにあって、そこに構造を強化するコンクリートが流し込まれて、建物の構造ができていますよね。
ここで言う‥『金属』に相当するのが『コラーゲン』で、『コンクリート』が『リン酸カルシウム』です。
骨芽細胞という骨を作る細胞から‥まず有機物であるコラーゲンが分泌され、そこにさらに無機質で硬いリン酸カルシウムが分泌されて強固な構造を作ります。
『基質』というのは‥『マトリックス』とも言いますが、『基盤』『母体』といった意味があります。
骨(ホネ)を支える『基盤』‥つまり骨(ホネ)組み‥だと考えると分かりやすいですね♪
なるほど~。
『ホネのホネ組み』ということですね!
ねこ太先輩は‥面白いですね~よく分かりました~♪
いやぁ~理解してもらえて、良かったです!
今日は‥なんかいい日だな~♪
そうだね~。
(ホネのホネ組み‥そ‥そんなに面白いかな‥!?)
骨組織の細胞成分
骨細胞は、骨芽細胞とか、破骨細胞をまとめて呼ぶのかと思っていたけど‥違うのかな?
とってもいい疑問ですね!
実は‥ちょっと違います。
骨細胞、骨芽細胞、破骨細胞の3つの働きの違いも押えておきましょう!
【骨組織とは】
骨細胞⇒骨にある細胞成分のうちの約90%を占め、骨の表面に存在する骨芽細胞や破骨細胞を制御して骨の構造を維持している細胞。
骨細胞は重力や運動といった機械的な刺激があると‥骨芽細胞に指示を出して骨形成するように働きかけます。
他にも‥エストロゲンやビタミンDも腸管からのカルシウム吸収を促進して、骨形成する方向に働きます。
骨芽細胞⇒カルシトニンの影響を受けて、骨基質となるコラーゲンやリン酸カルシウムなどを分泌し、骨形成をする細胞。
ちょっと余談ですが‥実は、骨芽細胞は骨細胞の元になる細胞で、アパタイト(リン酸カルシウムなどの総称)を貯め込んだ結果できたものです。
人体のカルシウムの99%、リンの80%は、骨(骨基質)や歯に貯蔵されています。
破骨細胞⇒パラソルモン(副甲状腺ホルモン)の影響を受けて、骨基質となるコラーゲンやリン酸カルシウムなどを溶解し、骨破壊する細胞。
実は‥骨芽細胞がコラーゲンやリン酸カルシウムを自分の周りに分泌して骨を作ったあとは、そのまま骨の中に埋もれて、骨細胞へと変わります。
『カルシトニン』と『パラソルモン』によるカルシウム代謝については、良かったら以下の記事をご覧ください!
⇒「【ねこ太の看護師国家試験勉強】甲状腺・副甲状腺のホルモン バッチリ克服!」
破骨細胞が、酸や酵素で古い骨を破壊しますが、これを『骨吸収』と呼びます。
それに対して、骨芽細胞がコラーゲン(タンパク質)を生成し、そこに腸で吸収されたリン酸カルシウム(アパタイト)が骨芽細胞から分泌されて付着することで、新しい骨が作られます。
これを『骨形成』といいます。
骨吸収と骨形成が常にバランスを保ちながら‥新しい骨に置き換わっています。
わたしたちの身体では、約3年のサイクルで全身の古い骨が新しい骨に置き換わっています!
ということは‥3年前のわたしと‥今のわたしは‥完全に別人ということね!
そうですね~!
少なくとも‥骨に関しては、似て非なるものです。
なんか‥不思議な感じですよね♪
骨組織の細胞外成分
細胞以外の成分を骨基質と呼びます。
骨基質は、主にコラーゲン(タンパク質)などの有機物と、骨の主成分であるリン酸カルシウムといった無機質から成ります。
骨に含まれる無機質(主にリン酸カルシウム)の量を『骨量(骨塩量)』といい、ある一定体積当たりの骨量を『骨密度』と呼びます。
ちょっと脱線♪
骨密度が低下した病態を骨粗鬆症と言いますが、その診断には骨密度検査が行われます。
メジャーな検査として、DEXA法(デキサ法)というのがあります。
これは「Dual-energy X-ray Absorptiometry」の頭文字をとったもので、2種類の異なるエネルギーのX線を使って骨密度を測定する方法です。
通常は腰の骨(腰椎)や太ももの付け根部分(股関節)の骨密度を測定します。
放射線をわずかに浴びますので、妊婦さんには通常行われません。
検査時間は5分、解析時間で5分‥計10分くらいです。
若い人と比べて骨密度がどのくらいか(%)が分かります。
80%以下で要注意、70%未満で骨粗鬆症と診断されます。
軟骨組織
軟骨の組織学的な分類は3つあります。
1つは、硝子軟骨で、骨端部分を覆う関節や気管などにある軟骨です。(例:関節軟骨)
つぎに、線維軟骨は、脊椎など動きの少ない関節にあり、クッションのような役割を果たします。(例:椎間板)
最後に、弾性軟骨は、耳や喉頭などを形づくる軟骨です。(例:耳介軟骨、喉頭軟骨)
軟骨には、基本的に血流はありません。
そのため、一度損傷すると回復が難しいという特徴があります。
【ちょっと余談♪】
関節軟骨は‥水分(70%)、コラーゲン(15%)、プロテオグリカン(10%)などから作られています。
『プロテオグリカン』は、プロテイン(たんぱく質)とグリカン(多糖)の複合体です。
水分の吸収性が高く、形を変える性質をもっています。
関節軟骨には、血流はありません‥。
では、何から栄養を受けているか?
実は‥滑液から栄養を受けています!
関節運動をすることで‥軟骨中に滑液の出入りが起こり、栄養を得ている訳です。
そのため、ギプス固定などで‥関節を動かすことが少ないと‥軟骨細胞が栄養不足で死滅して、軟骨が変性してしまいます。
余裕があれば‥覚えておきましょう。
余裕がなければ‥「へぇ~」くらいに思っていればOKです!
↑↑
勉強して疲れたら‥やっぱチョコレートで糖分補給♪
わたしは‥濃いカカオのビターテイストがやっぱり好きかな~。
看護師国家試験問題のねこ太解説
では、今まで学んできた知識を元に、はじめにみた看護師国家試験問題を解いていきましょう♪
看護師国家試験問題(第103回追試 午前26問)
骨について正しいのはどれか。
1.リンの貯蔵場所である。
2.骨髄で骨の形成が行われる。
3.骨芽細胞によって骨の吸収が行われる。
4.カルシトニンによって骨からカルシウムが放出される。
骨に関する問題だね~。
よ~し、解けるか‥やってみよう!
「1.リンの貯蔵場所である。」
確か‥骨の70%は‥無機質(リン酸カルシウム)だし、カルシウムやリンの大部分は骨や歯にあったよね‥。
だから、これは正しいはず!
「1」は「〇」ですが、一応‥他の選択肢も確認してみましょう!
「2.骨髄で骨の形成が行われる。」
ちょっと待って!
骨髄って、血液を作る組織じゃない?
うん!これはひっかけね♪
「2」は「×」です。
「3.骨芽細胞によって骨の吸収が行われる。」
骨芽細胞は、骨を形成する細胞だったし、骨の吸収をするのは‥破骨細胞だったよね!
「3」は「×」です。
「4.カルシトニンによって骨からカルシウムが放出される。」
カルシトニンは骨芽細胞に働きかけて骨を作るだったよね!
でも‥骨を壊す方向に働くホルモンは‥何だったっけ?
骨を壊して、血中のカルシウム濃度を上げるホルモンは‥パラソルモン(副甲状腺ホルモン)でしたね。
「4」は「×」です。
よって、正解は「1」です。
看護師国家試験問題(第109回 午後26問)
成人の骨格で線維軟骨結合があるのはどれか。
1.頭蓋冠
2.脊柱
3.寛骨
4.仙骨
なんか‥『線維軟骨結合』なんて知らない言葉が出てくると‥圧迫感があるな‥。
確かにそうだよね‥。
私も、勉強していて分からなかったりすると、やっぱり不安な気持ちにもなるな‥。
うん、うん。
不安なまま勉強していても‥頭が働かないですよね。
まずは深呼吸して焦らないでいきましょう!
『線維軟骨結合』も‥もう一度よ~く見てみましょう。
これは、『線維軟骨』による『結合』と言えそうです。
そっかぁ~。それなら分かるかも♪
では、一緒に解いてみましょう!
「1.頭蓋冠」
う~ん?
頭蓋冠って、余り聞かない言葉だけど‥。
頭蓋のかんむりだから‥やっぱり頭蓋骨のことかな‥?
いいですね~。落ち着いてよく考えられていますね!
頭蓋冠とは、主に頭蓋骨の中でもヘルメットのような上部分のことを指す言葉です。
具体的には‥前頭骨や頭頂骨、後頭骨、側頭骨を指します。
ちなみに‥頭蓋骨は『脳頭蓋』と『顔面頭蓋』の2つに分けられます。
詳しくは「【看護師国家試験勉強】筋骨格系の解剖生理『頭蓋骨編』」をご覧ください!
やっぱり分からない‥。
どうなんだろう?
ゴメンなさい‥。
これは、ここでは‥十分に勉強しきれていないところなんです。
そうなんだ~良かった!
じゃあ、ここで理解して覚えちゃおっかなぁ♪
頭蓋骨同士のつながりも『骨』と『骨』なので、一応‥関節ではあります。
ここで、1つ思い出してみましょう!
頭蓋骨同士のつながりを何というでしょうか?
なんだったかな~。
か‥冠状‥。
矢状‥。
ラムダ‥。
鱗状‥。
う~~ん、この後はなんて言ったかな~?
カン子‥。
あなた‥そ‥そこまで分かっていて、出ないのはある意味スゴイかも。
答えは、『縫合』ですよね‥。
『縫合』というだけあって、普通の関節のように動いたりすることはなく、全くといっていいほど動きません。
これは軟骨によるつながりではなく、線維のみによる結合が行われています。
他に同じ様なものに‥歯と顎の関係も同様です。
こういった関節を『線維性関節』と言います。
なので、「1」は「×」です。
「2.脊柱」
脊柱は、椎体と椎体の間に椎間板という線維性の軟骨があったから‥
これは、『線維軟骨結合』で正しいんじゃない!
「2」は「〇」です。
一応、他の選択肢も見てみましょう!
「3.寛骨」
わたしの高校時代のクラスメイトに、とっても大らかな性格をした「寛子(ひろこ)さん」という人がいました。
『寛』には「広い」という意味があります。
寛骨は、骨盤を形成する左右で一対の骨のことを指します。
具体的には‥腸骨・座骨・恥骨といった三つの 扁平骨が癒合してできた平べったい‥広い骨です。
あっ、これも動かない骨じゃないかな!
だから‥線維性関節!
おしいですね!
考え方自体は間違っていません。
ただ‥寛骨は3つの骨が成長過程を経て、骨同士の軟骨が骨化して癒合したものなので、『骨結合』といいます。
ちなみに‥左右の恥骨同士の結合は、線維軟骨結合です。
そういった意味で、この選択肢はちょっと微妙ですが‥△としておきましょう。
「4.仙骨」
確か‥仙骨って、いくつかの骨がつながってできた骨じゃなかったかな?
そうそう!
5つの骨だったね。
きっと‥これも縫合とは言われていないから‥骨結合かな。
その通りです。
ちなみに、尾骨は3個から6個の尾椎による骨結合でできています。
「4」は「×」です。
答えは、「2」です。
さいごに♪
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
骨の解剖生理は、『膜性骨化』とか『線維軟骨』とか‥ちょっと小難しそうな用語も沢山出てきますが‥。
言葉の意味から覚えたりするのもオススメです。
とにかく、始めの内は忘れては覚えるの繰り返しです。
なので‥何の心配もしなくて大丈夫です♪
忘れたら‥何度でも復習していきましょうね!
まずは看護師国家試験の合格🌸に向けて、これからも一緒にがんばっていきましょうo(*^▽^*)o
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