はい、こんにちは!ねこ太です。
本日はですね‥リボソームとゴルジ体について、一緒に勉強していきましょう。
リボソームは、上図でいうと粗面小胞体にくっついている粒状のものを指します。
そしてゴルジ体はこの粗面小胞体の近くにある‥同じく小胞構造をとっているものです。
今回はこの2つについて、「どんな働きをしているのか?」はもちろん‥「2つはどんな関係があるのか?」そんな事も考えてみましょう。
リボソーム
リボソームの『リボ』というのは、『リボ核酸』つまり『RNA』から来ています。
そして『ソーム』というのは『小体』の事を言います。
なので、『リボソーム』とは『リボ核酸でできた小さな塊』というように覚えておきましょう。
ちなみに、『核』の中にある『核小体』という所でリボ核酸は作られます。
それがリボソームとなる訳です。
(余談)リボソームの構造
ここまで覚えなくてもいいですけども‥『リボソーム』は大サブユニッと小サブユニットの2つのユニットからできています。
鏡餅みたいでカワイイだわさ!
リボソームの働き
核内で作られたメッセンジャーRNA(mRNA)が、『リボソーム』まで移動して、そこにアミノ酸を運んできたトランスファーRNA(tRNA)が連なっていきます。
その結果、アミノ酸が連なってタンパク質が合成されるのです。
DNAの情報を読み取ったmRNAからタンパク質が作られるんですね。
その通りです!
DNAが遺伝子情報を保管している場所に対して、リボソームは遺伝情報を元にタンパク質を製造する工場のような働きをしています。
ゴルジ体
次に『ゴルジ体』です。
『ゴルジ体』は、別名『ゴルジ装置』とも言います。
『ゴルジ』という言葉には特別な意味はありません。
『ゴルジ体』を発見したイタリアの病理学者「カミロゴルジ」に由来します。
ゴルジ体の働き
ゴルジ体には、どんな機能があるかというと‥タンパク質に糖鎖をつけるのです。
この事を『修飾』といいます。
タンパク質に飾りつけをするような感じですね!
糖鎖をつけられると‥どうなるのか?
タンパク質は『酵素』としての働きが完成します。
また、そのタンパク質の働きが決まるので、行き先(働き場所)が決まる訳です。
なので、飛行機に乗る時のカバンに付けられるネームタグに喩えられることがあります。
リボソームとゴルジ体の関係
ということで、まとめに入っていきたいと思いますけれども‥リボソームとゴルジ体の関係は分かったでしょうか?
え~っと、リボソームは鏡餅みたいな構造をしていて、タンパク質を作る‥。
ゴルジ体は、タンパク質に糖鎖をつけて酵素にする‥。
よく覚えましたね!
なので、酵素を作るためには、リボソームでタンパク質を作り、それがゴルジ体に運ばれて糖鎖を付けられ、酵素として完成するという流れになります。
なので、ゴルジ体は粗面小胞体の近くにあります。
このような流れと共に『リボソーム』と『ゴルジ体』の働きについて覚えておきましょう。
では、本日のレッスンを終わりにしたいと思います。
お疲れ様でした!
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