こんにちは!ねこ太🐈です。
『検査時の看護』って‥意外と看護師国家試験に出題されますよね。
検査といっても沢山ありますが‥看護師国家試験に出題されるのは「内視鏡検査」「CT」「MRI」「脊髄造影」など極一部の検査がよく出題されます
なので‥今回は、その中の『内視鏡検査』について、検査の流れから検査前後の注意点までバッチリ克服していきたいと思います♪
それでは、国試合格🌸に向けてねこ太🐈と一緒に‥楽しく勉強していきましょうヽ(*^^*)ノ
【内視鏡検査】に関する看護師国家試験問題を解いてみよう!
良かったら、力試しと思って‥ぜひ看護師国家試験問題を解いてみてくださいね!
看護師国家試験問題(第108回 午前55問)
Aさん(80歳、男性)は、空腹時の胃の痛みが2週間続くため受診し、1週後に胃内視鏡検査を受けることになった。
検査を受けるAさんへの看護で適切なのはどれか。
1.検査前日の夜に下剤を服用することを伝える。
2.検査前に前立腺肥大症の既往の有無を確認する。
3.検査中は仰臥位の姿勢を保持する。
4.検査後はすぐに食事ができることを説明する。
看護師国家試験問題(第102回 午後84問)
大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.検査前日の朝から絶食とする。
2.腸管洗浄液は6時間かけて内服する。
3.迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。
4.検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。
5.検査後に下血の有無を観察する。
【内視鏡検査】検査の流れ・注意点
先程の看護師国家試験問題を解くために、内視鏡検査について、一緒に楽しく『広げ学習』をしていきましょうヾ(≧∇≦*)/
『広げ学習』とは、気になったことなどを調べながら、広~く・深~く知識を身につけてい学習のことです。(by ねこ太)
『内視鏡検査』とは 管腔臓器(鼻、胃、大腸、気管支、膀胱など)に内視鏡を入れて管腔の内面を直接見る検査のことです。
看護師国家試験によく出題される‥主な内視鏡検査としては以下のようなものがあります。
【主な内視鏡検査】
・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)
・気管支鏡検査
・膀胱鏡検査
昔(1950年代)は先端にスチールカメラがついていて、写真を撮ることしかできませんでした。
なので‥胃カメラと言っていました。
現在(1970年代以降)は、光ファイバーと先端にCCD(超小型カメラ)がついており、リアルタイムに撮影ができます。
今回は、消化器でよく行われる『上部消化管内視鏡検査』『下部消化管内視鏡検査』について、順番に「検査の流れ」「検査前後の注意事項」を勉強していきます!
上部消化管内視鏡検査(通称:胃カメラ)
上部消化管とは、一般的に食道・胃・十二指腸を指します。
基本的には、消化器症状(腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、吐血・黒色便など)があるなど上部消化管の病変が疑われる場合は、ほぼ全てが上部消化管内視鏡検査の適応となります。
逆に禁忌疾患は以下になります。
【上部内視鏡検査の禁忌】
禁忌⇒消化管穿孔、全身状態が不良な場合(ショック、急性心筋梗塞など)
また上部消化管内視鏡検査では、内視鏡(カメラ)を、口または鼻から挿入して、これらの部位を観察したり、治療をしていきます。
口から挿入する内視鏡は経口内視鏡、また鼻から挿入する内視鏡は経鼻内視鏡と言います。
経口内視鏡と経鼻内視鏡の違い
2つの内視鏡の特徴は上記のようになります。
経口内視鏡はスコープが太いから‥患者さんに与える苦痛が大きいけど、様々な処置・治療が可能なんですね。
逆に経鼻内視鏡はスコープが細い分‥患者さんの苦痛は少ないけど、若干処置・治療には制限がありそうだね。
上部消化管内視鏡検査前の注意点
・医師が検査の説明を行い、同意を得る。(⇒同意書の作成)
・基本的に検査前日の21時以降は禁飲食。※文献によっては「20時以降は禁飲食」
※アルコールやジュース、牛乳は21時までですが、水やお茶などは24時まで可能。
・検査当日の内服薬やインスリン注射に関しては、主治医の指示に従う。
※検査当時に薬を服用する場合は、2~3時間前までに少量の水で服薬する。
※基本的にインスリン分泌を促進する糖尿病薬やインスリン注射は休薬します。
そっかぁ‥食事が摂れないんだから、インスリンを打ったりしたら低血糖になってしまうもんね~。
その通りですね!
また抗凝固薬や抗血小板薬を内服している場合も主治医によく確認する必要があります。
内視鏡検査で観察するだけであれば‥基本的には休薬は必要ありません!
でも‥生検や切除する場合は休薬するのが一般的です。
上部消化管内視鏡検査の流れ
①患者確認
②原則として義歯や指輪、イヤリングなどの装飾品を外す。
③前処置として消泡剤(ガスコン®など)・粘液除去剤を飲みます。
④咽頭麻酔として、キシロカインビスカス(ゼリー状)を口腔内の奥の方に3分間含んだ後、飲み込んでもらう。
※鼻からの場合はスティックタイプのものもある。
※他にスプレータイプのものもあり、口・鼻どちらにも使われる。
⑤左側臥位になる。
※唾液を誤嚥しにくく、胃の大湾に液が 溜まるため食道への逆流が起こりにくい。
⑥必要に応じて輸液ラインやモニター類を装着する。
⑦マウスピースをくわえる。
⑧必要に応じて、鎮痙薬(ブスコパンもしくはグルカゴン)を筋注もしくは静注する。
⑨必要に応じて、鎮静剤(ジアゼパムなど)を投与する。
⑩内視鏡が口から挿入され、検査開始となる。
・検査中は唾液は飲み込まない(口から出してもらう)。げっぷ(曖気)は我慢してもらう。
・必要時、色素液(ルゴール液、インジコカルミンなど)を散布する。⇒ルゴール液は食道がんの検査に必須。
・必要時、生検(組織採取)・切除を行うことがある。
消泡剤とは「胃の中の泡を消す薬」です。
これを飲むことで、胃の中がキレイに見えるようになります。
キシロカインなどで麻酔をしますが、ショックを起こすこともあるため、救急カートを準備しておきます。
【ショックの徴候】
①血圧低下、②不整脈(頻脈・徐脈)、③呼吸抑制、④チアノーゼなど
鎮痙剤は、腸蠕動を抑制して消化管の観察がしやすくなるため、使用されることが多いです。
また鎮痙剤は、唾液などの消化液の分泌を抑制します。
鎮痙剤としては、基本は「ブスコパン」ですが、使えない場合は「グルカゴン」が用いられます。
近年は「ミンクリア」という散布型の薬もでてきました!
鎮静剤(ジアゼパムなど)は状況により使用することがあります。
【鎮静剤を使用する状況】
・患者が強い不安を抱いている場合
・検査が長時間に及ぶ場合
・径の太いスコープを用いる場合
鎮静剤を使用する場合は、副作用として呼吸・循環動態(呼吸抑制、血圧低下、頻脈・徐脈など)に十分に注意する必要があります。
呼吸数やSpO2が低下していないか‥血圧が低下していないか‥注意が必要ですね!
検査中は唾液を飲み込まずに、膿盆などに吐き出してもらうようにします。
患者さんは咽頭麻酔をしているため、唾液を飲み込もうとすると誤嚥してしまうことがあります。
さらに検査中は内視鏡が刺激となって嘔吐するリスクもあるため、吸引器の準備も大切ですね!
また検査中は観察しやすくするため、胃などの中に空気を入れることがあります。
ゲップをしちゃうと、観察しにくくなっちゃうのか‥。
上部消化管内視鏡検査後の注意点
・咽頭麻酔がきれるまで、検査後1時間は飲食禁止。
※1時間後にまずは少量の水から開始する。
※鎮痙剤使用時は1~2時間して消化管の動きが戻ってから摂取。
・鎮痙薬の副作用があるが、すぐに消失することを伝える。
(ブスコパンの場合)
☆「目の焦点が合わない」「目がちかちかする」⇒症状がある間は車・自転車の運転は避ける。
☆その他‥「口渇」「動悸」「尿が出にくい」
(グルカゴンの場合)
☆反応性の低血糖(インスリンが過剰に分泌されることで1~2時間後に低血糖を起こす)⇒検査1時間後に飴やジュースを摂取するように説明する。
・鎮静剤を使用している場合は、当日の車の運転や大事な仕事は控える。
・色素(ルゴール液)を散布した場合は、便や尿に色(青色)がつく場合があることを患者に伝えておく。
・生検(組織採取)をした場合は、出血を防ぐため、アルコール、刺激物、脂肪分の多い食事を避ける。入浴も軽いシャワー程度にして、運動なども控える。
ブスコパンは、副交感神経をブロックする働き(抗コリン作用)があります。
結果として交感神経が優位になるため、消化管の蠕動運動を抑制する訳です。
抗コリン作用のある薬(他に硫酸アトロピンも有名)は前立腺肥大・緑内障の人には禁忌です。
看護師国家試験にもときどき出題されるので覚えておきましょう!
でも、他にも目的の作用以外にも影響が出てしまいます‥それが副作用です。
唾液が分泌されなくなるので‥口が乾く。
消化液が分泌されないのは、内視鏡検査をする上でもメリットですので、副作用とは言えないかもしれませんね‥。
瞳孔が散大するので‥眼の焦点などが合いにくくなります。
膀胱の排尿筋が収縮しにくくなるため‥排尿しにくくなったりします。
生検した場合、一般的に検査後2~3日はアルコールや刺激の多い食べ物を控えます。
上部消化管内視鏡検査の合併症
【上部消化管内視鏡検査の合併症】
『出血』『裂創(食道)』『穿孔』など
穿孔では、食道が半数以上を占めます。
内視鏡からの送気過多によるゲップ・嘔吐反射‥それに伴うマロリーワイス症候群なども起こるリスクがあります。
下部消化管内視鏡検査(通称:大腸カメラ)
下部消化管とは、一般的に小腸・大腸を指します。
下部消化管内視鏡検査は、主に大腸(160㎝)を観察する検査です。
内視鏡は、肛門から挿入して、大腸を観察したり、治療をしていきます。
小腸(6m)については、以前は困難でしたが‥カプセル内視鏡やバルーン内視鏡によって観察できるようになりました。
基本的には、大腸疾患が疑われる場合は、ほぼ全てが下部内視鏡検査の適応となります。
逆に禁忌疾患は以下になります。
【下部内視鏡検査の禁忌】
①絶対的禁忌⇒中毒性巨大結腸症、消化管穿孔
②相対的禁忌⇒重篤な基礎疾患がある場合、炎症性腸疾患の重症例
下部消化管内視鏡検査前の注意点
・医師が検査の説明を行い、同意を得る。(⇒同意書の作成)
・基本的に検査前日の21時以降は禁飲食。※文献によっては「20時以降は禁飲食」
※脂肪や食物繊維の多い食べ物は大腸に残りやすいため避けてもらう。
※アルコールやジュース、牛乳は21時までですが、水やお茶などは24時まで可能。
※水分はできる限り多く摂ってもらう。
・検査前日の夜(21時頃)に下剤を内服してもらう。
・検査当日の内服薬やインスリン注射に関しては、主治医の指示に従う。
※検査当時に薬を服用する場合は、2~3時間前までに少量の水で服薬する。
※基本的にインスリン分泌を促進する糖尿病薬やインスリン注射は休薬します。
・検査当日は検査の2~3時間前から腸管洗浄液(ニフレックなど)の服用を開始する。
※2ℓを10~12回に分けて2時間程で服用する。(10分毎にコップ1杯くらい)
※10回目くらいの時に気泡を抑えるジメチコン(ガスコン)を服用する。
※腸管洗浄液(ニフレックなど)の服用中に迷走神経反射(血圧低下・徐脈)を起こすことがある。
大腸の検査だと、便を洗い流す必要があるから‥検査前日に下剤の内服、検査当日に腸管洗浄液の服用をするのね!
腸管洗浄液の服用は、基本的には最後まで飲み切ります。
排便が黄色の透明な液体になったら、検査が可能です。
そういえば‥実習で受け持った患者さんが、モビプレップっていう腸管洗浄液(2ℓ)を服用していました。ニフレックと同じ様に少しずつ約3時間かけて飲んでいたと思います。
いろいろなものがあるんですね!
そうですね!
中には300mlくらいでよいと言われるものもありますが、洗浄力が弱かったりするので、やはりニフレックやモビプレップが使われることが多いです。
腸管洗浄液の服用中は迷走神経反射を起こすことがあるため、誰もいない所で1人で飲むのは避けた方がよいです。
下部消化管内視鏡検査の流れ
①患者確認
②原則として義歯や指輪、イヤリングなどの装飾品を外す。
③左側臥位になる。
④必要に応じて輸液ラインやモニター類を装着する。
⑤必要に応じて、鎮痙薬(ブスコパンもしくはグルカゴン)を筋注もしくは静注する。
⑥必要に応じて、鎮静剤(ジアゼパムなど)を投与する。
⑦内視鏡を挿入する前に肛門部を触診して病変がないか確認する。
※キシロカインゼリーやヌルゼリーなどの潤滑剤を使用する。
⑩内視鏡を肛門部より挿入して、検査開始となる。
・内視鏡が回盲部まで到達後、徐々に抜きながら順番に観察・撮影する。
・必要時、空気を入れたり、患者さんに体位を変えてもらい、隅々まで腸を広げて観察する。
・必要時、色素観察(インジコカルミンなどを散布)・生検(組織採取)・切除を行うことがある。
麻酔かつ潤滑剤がキシロカインのゼリータイプになるだけで、ほとんど変わりないですね!
そうですね!
それと染色については、下部消化管だと‥インジコカルミンなどが病変部のコントラストを明確にするためによく使われます。
下部消化管内視鏡検査後の注意点
・検査後は少しずつ飲水することから開始。
※鎮痙剤使用時は1~2時間して消化管の動きが戻ってから摂取。
・鎮痙薬の副作用があるが、すぐに消失することを伝える。
(ブスコパンの場合)
☆「目の焦点が合わない」「目がちかちかする」⇒症状がある間は車・自転車の運転は避ける。
☆その他‥「口渇」「動悸」「尿が出にくい」
(グルカゴンの場合)
☆反応性の低血糖(インスリンが過剰に分泌されることで1~2時間後に低血糖を起こす)⇒検査1時間後に飴やジュースを摂取するように説明する。
・鎮静剤を使用している場合は、当日の車の運転や大事な仕事は控える。
・色素(インジコカルミンなど)を散布した場合は、便や尿に色(青色)がつく場合があることを患者に伝えておく。
・生検(組織採取)や切除をした場合は、出血を防ぐため、アルコール、刺激物、脂肪分の多い食事を避ける。入浴も軽いシャワー程度にして、運動なども控える。
咽頭麻酔をしていないから、飲水はすぐに摂れるのね!
飲水制限や下剤等によって身体は脱水傾向にあるので、多めに水分を取ることが大切ですね。
下部消化管内視鏡検査の合併症
【下部消化管内視鏡検査の合併症】
『出血』『穿孔』『脳梗塞』『心筋梗塞』など
穿孔では、S状結腸が半数以上を占めます。
『脳梗塞』『心筋梗塞』は脱水から起こると考えられています。
看護師国家試験問題のねこ太解説
では、今まで学んできた知識を元に、はじめにみた看護師国家試験問題を解いていきましょう♪
看護師国家試験問題(第108回 午前55問)
Aさん(80歳、男性)は、空腹時の胃の痛みが2週間続くため受診し、1週後に胃内視鏡検査を受けることになった。
検査を受けるAさんへの看護で適切なのはどれか。
1.検査前日の夜に下剤を服用することを伝える。
2.検査前に前立腺肥大症の既往の有無を確認する。
3.検査中は仰臥位の姿勢を保持する。
4.検査後はすぐに食事ができることを説明する。
ここでは、直接関係ない話ですが、空腹時の胃痛を特徴とする疾患というといくつかありますね。
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどです。
その中でも「胃潰瘍」と「十二指腸潰瘍」を比較すると‥
「十二指腸潰瘍」は空腹時や夜間に痛むことが多く、食事を摂ると一時的に治まる傾向があります。
それに対して「胃潰瘍」は食事中から食後に痛むことが多いです。
そう言われると‥Aさんは何となく十二指腸潰瘍かな‥って自然と思えてきますね♪
話を戻して‥胃内視鏡検査とありますので、上部消化管内視鏡検査のことを言っていますね。
それでは、選択肢をみてみましょう!
「1.検査前日の夜に下剤を服用することを伝える。」
検査前日の夜に下剤を服用するのは‥下部消化管内視鏡検査でしたね。
上部消化管内視鏡検査では、胃や十二指腸までしかみませんので、下剤や腸管洗浄液などで中をキレイにする必要もありませんでした。
なので‥「1」は「×」です。
「2.検査前に前立腺肥大症の既往の有無を確認する。」
前立腺肥大症‥さっきねこ太先輩と一緒に勉強していて‥出てきたような気もするな‥。
いいですね~。
その感覚も大事ですね。前立腺肥大症‥緑内障‥と言えば‥?
抗コリン作用の薬だ~。
ということは‥ブスコパンを使う場合は禁忌だから、確認しておいた方がいいかも!
なので‥「2」は「〇」ですね。
一応、他の選択肢もみてみましょう!
「3.検査中は仰臥位の姿勢を保持する。」
原則、上部消化管内視鏡検査をする場合、体位は左側臥位でしたね。(下部消化管の場合も同様)
唾液を誤嚥しにくいことと、胃の内容物が逆流しにくいという特徴があります。
仰臥位だと唾液も出しにくく、嘔吐もしやすいため危険ですね。
「3」は「×」です。
「4.検査後はすぐに食事ができることを説明する。」
検査後も咽頭麻酔の影響が残っているため、検査後1時間は飲水を控えた方が良かったですね。
ちなみに‥下部消化管内視鏡検査であれば、検査後すぐに飲食が可能です。
「4」は「×」です。
答えは、「2」です。
看護師国家試験問題(第102回 午後84問)
大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.検査前日の朝から絶食とする。
2.腸管洗浄液は6時間かけて内服する。
3.迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。
4.検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。
5.検査後に下血の有無を観察する。
「5肢択2」問題ですね。
「4肢択1」「5肢択1」よりも少し難易度は上がりますが‥。
今まで一緒に勉強してきた「あなた」ならきっと大丈夫です♪
バッチリ解いちゃいましょう!
大腸内視鏡検査ですので、下部消化管内視鏡検査ですね。
「1.検査前日の朝から絶食とする。」
消化管内視鏡検査では上部も下部も共に、前日の21時から絶飲食でしたね。
前日の朝からではないので、「1」は「×」です。
「2.腸管洗浄液は6時間かけて内服する。」
腸管洗浄液はいろいろな種類のものが出ていますが、モビプレップも3時間くらいで、6時間かけて内服するものはありません。
なので、「2」は「×」です。
「3.迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。」
腸管洗浄液の服用中に迷走神経反射を起こすことがあるため、原則一人で飲むのは避けた方がよいです。
なので、「3」は「〇」です。
「4.検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。」
一時的に嚥下障害を生じるのは、咽頭麻酔をする「上部消化管内視鏡検査」です。
下部消化管内視鏡検査では、肛門部の麻酔(キシロカインゼリー)でしたので、「4」は「×」です。
「5.検査後に下血の有無を観察する。」
検査による合併症として穿孔が多いことから、下血の有無はとても大切な観察項目になります。
さいごに‥まとめ♪
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
消化管内視鏡検査は、ちょっと覚えることも多いですが、上部と下部で比較して覚えると覚えやすいかもしれません♪
とにかく、始めの内は忘れては覚えるの繰り返しです。
もし忘れたら‥何度でも復習していきましょうね!
まずは看護師国家試験の合格🌸に向けて、一緒にがんばっていきましょうo(*^▽^*)o
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